煤竹渋扇七寸五分 錆朱色 (さびしゅ)

本煤竹、渋扇七寸五分尺 錆朱色  サイズ・約22.5cm・18間

100年から200年の時を経た、煤竹という最高の素材をつかい渋扇を極める・・・
そんな想いで渋扇を制作しています。

当初から材料は本煤竹で作りたいと言う思いが強かったのですが、現在では茅葺きの家が極端に少ないため、入手が困難であることや、最高の素材を十二分に生かせる熟練の職人が少ないため、思うように制作することが出来ずにいました。

幸いにも、数年前に良質の煤竹と、熟練の技術を持つ職人に巡り会うことが出来、本格的に制作することになりました。

永い間燻された煤竹を水に浸し、乾燥させ、丹念に磨き上げると、まさに煤の中から渋く味わい深い煤竹独特の風合いが生まれ出てまいります。

七寸五分の丈で肉厚も最大限に分厚くとり、煤竹の性質を生かしたなめらかな形状の扇骨を作り上げることができました。

分厚い和紙に柿の渋を丹念に塗り重ねることによって出来た硬度の高い扇面を、煤竹の分厚い扇骨がしっかり受け止めてくれます。



分厚い扇骨と扇面の組み合わせの関係から非常にカッチリした動作をします。
一尺と七寸五分は同じ18間の扇骨を使用していますが、かなめから地紙のあるところまでの寸法が近いほど扇子の動作は堅くなります。

また、本煤竹、渋扇七寸五分は親骨もかなり分厚い扇骨を使用しています。
したがいまして、通常販売されている扇子の扇骨(25/30/35本・・)などとは比べようもないほど開閉に力がいりますし、それなりのこつが必要になります。

そのようなマニアックな扇子ですが、閉じたときの閉まり具合いや煤竹ならではの手触り・・色艶は他の追随を許しません。


しなやかな形の扇骨



光線の加減で扇骨、地紙の色合いが変化して見えます。


【煤竹の色が濃いめに渋く燻されています】



かなめは錫製です・アップ画像


丹念に磨き上げられた煤竹はなだらかな曲線を描いていて、深みのある光沢が出ています。

まんべんなく柿の渋を塗った、分厚く硬度の高い地紙をガッチリと受け止めるため、煤竹の扇骨が最大限に肉厚が分厚くなっています。
そのため、開け閉めなど全体の動作がガッシリした感じに仕上がっています。

100年もの永い間いぶし続けた竹・・・柿の渋を塗っただけの無地・・それを支える錫製のかなめ・・それらを組み合わせたシンプルな形状の一見なにげないものですが、それだけに仕事はむずかしく、ごまかしが利ききません。

しかしながら完成した渋扇は非常に味わい深いのもがあります。
永い時間を経て出来た煤竹と、無地であるゆえにこそ感じる・・・まさに小さな宇宙です。


本煤竹で制作しました渋扇は煤竹の特性上、一本づつ色合いが違い、同じ物はございません。
ご了承の上ご注文ください。

数百年も煙に燻されて出来上がった煤竹は、色の「むら」や縄で縛った跡、窪み、キズなどが付いていますが、それらを含めて味わいと考えています。
ご了承の上ご注文ください。


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渋扇・一尺 錆朱色地 \8,400 (本体価格\8,000)
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本煤竹、渋扇・七寸五分 錆朱色地      
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本煤竹、渋扇・七寸五分 錆朱色地  桐箱付     
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